
オーケストラ
オーケストラは、管弦楽団とも呼ばれ、管弦楽曲、すなわち複数の弦楽器、管楽器および打楽器の編成による音楽を演奏するために組織された団体である。主にクラシック音楽を演奏するが、ラテン音楽やジャズ、その他のジャンルを演奏する団体もある。通常、指揮者により統制されて演奏する。
ギリシャ語のオルケーストラ(ορχηστρα)に由来し、これは舞台と観客席の間の半円形のスペースを指しており、そこで合唱隊が舞を踊ったりしていた。
弦楽合奏に管楽器がプラスされた管弦楽は、バロック期にオペラの伴奏として、弦楽合奏の補強にファゴット、オーボエなどの木管楽器が追加されたのが始まりで、モンテヴェルディのオペラに初期の形態を見る事ができる。この当時のオーケストラは、弦楽器を中心にフルート、トランペット、オーボエ、トロンボーン(サックバット)をプラスしたものであった。バッハやヘンデルらによってカンタータやオラトリオの伴奏としてもオペラ風の管弦楽が組み込まれて発展し、管弦楽独自のための音楽としては合奏協奏曲や管弦楽組曲が生まれた。しだいに金管楽器やティンパニなどがプラスされ、大規模になった。
古典派期には協奏曲や交響曲、オペラの伴奏として多大に発展し、コンサートホールでの演奏に順応して弦楽を増やし大規模になり、またクラリネットなど新しい楽器が追加され、現在のような形態になった。グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』において、ピッコロ、バスドラム、トライアングル、クラリネット、シンバルがオーケストラにプラスされた。
ロマン派音楽では、さらに管楽器の種類や数が増し、マリンバやグロッケンシュピール、チャイムなどの打楽器がプラスされた。時にはチェレスタ、ピアノなどの鍵盤楽器やハープが加わるようにもなった。